2019年10月29日

介護保険を使わない理由(2)

介護認定をとっても介護施設を利用しない理由ということで、ふたつほど日記を書きました。

今日は、みっつ目の理由を書きたいと思います。

みっつめはというと・・・
介護施設を利用すると、お金がかかるからたいへんなのでという方もいるようです。 

確かに介護施設を利用する場合は、施設内でかかるいろんなことがお金になって換算されることになります。

そして、そのかかった1割~3割を利用者さん側が払うことになるので、家庭でみるよりもお金がかかるということになるので利用するのをためらう人も多くいると聞くことがあります。

確かに、1ヶ月、毎日、介護施設に通うことになれば、結構な金額になってしまうので、金銭的に考えたらとても通えないっておもっている人も沢山いるようですが、介護度によって利用金額が違うように、介護度によって、通う日数を考えながら利用するって考えれば、自己負担もすくなくなるのではないかとおもうんですね。

なかには、そうは言っても、金がかかるしっておもっている人がいるなら、こんなふうに考えてどうでしょう。

家で介護したいという気持ちを持って、毎日、頑張っているのはわかりますが、それでは介護している方がばててしまい介護がつづくかなくなってしまいます。

お金はかかるけれど、少し他人の手を借りて、自分は、今日一日、リフレッシュできるんだという気持ちになってみたらどうでしょう。

私の父の場合、母が介護施設に行くようになってから、少しゆとりが持てるようになったのか、カリカリするのが減ったように感じましたよ。

また、他の考えたかとしては、介護を受けている人たちって外に出る機会がなくなるという話しも聞くことがあります。

ところが、ディサービスなど、施設に行くと話し相手ができたりして、逆に元気になる人もいるという話しを聞くことがあるので、要介護者にとってもリフレッシュになるようにもおもうんですが・・・

現に、私の母も、元気なときには「あんなところ行くなら死んでやる」って言ってたのに、認知症になって通うか心配してたんですが、毎回、楽しみに通っていたよって職員さんが教えてくれました。

確かに介護施設を利用すると、お金がかかることは間違いないんですが、いろんな目線で考えると、介護を受ける人も介護をする家族もけして損することばかりではないように思うのですが、確かに、お金が発生する話しになると難しいっていうのもわかるんでずが、ひとりで悩んでいないで、市の福祉担当の課とか、実際に施設を運営しているところに電話して相談してみるのもいいのではないかと思います。
  


2019年10月28日

介護保険を使わない理由(1)

介護認定を受けると、1割~3割の負担で介護施設が利用でするので、せっかくなんだから利用すればいいのにっておもう方も多くいるとおもうんです。

私も、要介護者を家族に持った経験からそう思うんですが、なかなか利用せずに頑張っちゃう方も多いようです。

じゃあ、介護認定をとれば介護施設を利用できるのに、父のようにギブアップするまで介護施設を利用しないのはどうしてなのかって自分なりに考えてみたり、聞いたりした結果、こんな考え方ができるのかなって思ったので、私なりの考えを少し書こうと思います。

ひとつめは・・
とりあえず介護施設の利用は考えず、出来るだけ家族でみてあげだいという気持ちから介護施設を利用しないという考えかた

気持ちはわからないでもないんですが、昔のように大家族なら誰かしらみてくれる人がいるので、ひとりにかかる負担は少なくなるとおもうんですが、現代社会はというと、核家族化していて、夫婦しかいないという家庭も多くなってきています。

その場合、夫婦のどちらかが要介護者になった場合、ひとりで介護しなければならなくなるので、とても大変だと思うんですよね。

ふたつめは・・・
介護施設を利用すると、自宅で面倒を見ていないなんて薄情だなって近所に思われるから、出来るだけ家でみるようにしているので利用しないという考えかた。

父のように80歳を超え、老々介護と言われる人たちの場合、かなり世間体を気にする人もいるようです。

しかも、このパターンの場合、知り合いの家族の中に要介護者がいて、その人達は自宅で介護しているって聞いたりすると、自分たちは介護施設を利用しようとおもっていても、自宅でみていないって思われるのが嫌で、ついつい介護施設を利用せずに頑張ってしまうという話しも聞いたことがありますが・・・

それと、みっつめですが・・・

ちょっとこれを書くと長くなるので、今日はふたつまでにしておきますが、いずれにしても、自宅での介護を中心にしていきたいという気持ちはわかるんですが、介護する側の人が倒れては大変なので、各家庭に応じた介護施設の利用を考えながら、上手に利用していただく方向で考えてほしいとおもいます。
  


2019年09月24日

認知症なのか、高齢からくる物忘れなのか

認知症の早期発見には、周囲、特に家族の気づきがもっとも重要だと言われていて、以下のような行動や言動が見られる場合は要注意と言われています。

そこで、私の母の場合はどうだったのかということで照らしあわせてみたいとおもいますが、ここで書いている母の話しについては、認知症というより、歳をとったから、そのせいだろうとおもっていたころの話しだと思ってください。

同じことを何度も繰り返し言う
これに関しては、そんなに繰り返し言っていたという記憶がないんですよね。

食事したことを忘れる
これに関しては、「ごはん食べた」って聞くと、「食べたよ」っていう話しをしてましたから、食べたことを忘れるということはなかったような気がします。

ただ、食事に関して言うと、食べた食べないじゃなくて、その他に思い当たるふしがあるので、それについては、後日ということで。

感情の起伏が激しくなることがある
これに関しては、当時は、歳をとったから涙もろくなったかなくらいにしておもえなかったですんでしまっていましたね。

ただ、後々、父からきいた話しですが、私と話しをした後や、訳もなくいきなり泣いたりしたということがあったと聞いていますので、これについては、あっていたのかもしれませんが、

外出しても自力で帰宅できない
認知症という診断が出る前は、出かけてもきちんと帰ってきていたので認知症だと気づかなかったのかもしれませんが、認知症になってからは、次第にひとりで出てしまって帰ってこれなくなり、捜索したことが何度もあります。

作業を完遂せず、やりかけのまま忘れてしまう
昔から綺麗好きの母でしたので、割と綺麗にはしていたように思います。

部屋を散らかす
綺麗好きの母でしたので綺麗にはしていましたが、ひょっとしたら認知症のサインだったのかもしれないという行動はありましたが、長くなるので後日とさせてください。

その他にいろんな認知症のサインがあるようですが、こうして身内に認知症になった人がいれば「あの時はこうだった」とか「ひょっとしたら」ってわかるようになるんですが、高齢の方の場合、認知症でなくても上記のようなことがあてはまることってあるので、認知症なのか高齢からくる物忘れなのかっていう線引きが難しいように思います。

母の場合もその線引きで、父とどれだけ喧嘩をしたことか・・・
  
タグ :認知症かも


2019年09月22日

9月20日の「爆報!THE フライデー」を観て

2019年9月20日のTBSテレビ「爆報!THE フライデー」という番組で認知症の話しをしてました。

ひとつは、元、日テレのアナウンサーの町さんの話し。

もうひとつは、芦屋小雁さんの話しでした。

大変だと言ってはいけないかもしれないけれど、自宅で介護するのは本当に大変だとおもいます。

いまでこそ私の母は施設に入って寝たきりになってしまいましたが、認知症だとわかったばかりの時には、家の鍵をかけてあるのに、鍵をあけて外に出て行ってしまったこともありました。

また、 「そこに居てね」というと、「はい」って返事をしていたのに、ちょっと目を離した隙にいなくなってしまった ことも何度かあったと父が言っていたし、私も父に呼ばれて、何度、母を探しに実家にいったことか・・・

他にもいろんな話しがありましたが、母と小雁さんに共通の症状がいっぱいあり、他人事とはおもえない気持ちで観ていました。

他にもいろんなことを書きたいとおもっていますが、書くと長くなるので、少しづづ書くことにしようとおもっていますが、私の母は、いまは要介護5ですが、この症状が出たのは要介護2の頃からでしたので、小雁さんが要介護4ときいて「要介護4にしてはしっかりしているなー」とおもいながら観ていました。



  


2019年09月21日

どうにもならなかった1日

日記のタイトルが癌に関することになっているので、出来るだけ癌のことについて書こうとおもっていますが、手術をはじめ大きな出来事も終わり、いまは食事や下剤を調整しながらの生活になっています。

その為、見ていただいている方にとっては、あまり綺麗な内容の日記ではないとおもいながら書かせてもらっていますが、そればかり書いてても同じ内容の繰り返しということにもなってしまうので、少し別の話しを書きながらまた、大腸癌のことも書いていこうとおもっているので、よろしくお願いします。

そんなわけで、今日は、入院中のことをすこし・・・

実は私の母ですが、現在、認知症になり、要介護5で特別養護老人ホーム にお世話になっています。

要介護5なので、簡単に言うと全介助と言って、自分で何かをすることが出来ない状態でいるのです。

ただ、食事に関しては、ミキサー食と言って、ミキサーでドロドロにして口元に運んであげれば、自分で口を開いて食べることはできるという状態なんですが・・・

私の手術の前日に、急に自分で食事がとれなくなったということで、お世話になっている施設の系列の病院に緊急入院になったとの連絡があったんです。

あっ。入院したって連絡がありましたって書いていますが、その話にたどり着くまでに、結構、時間がかかっていますが、長くなるので、詳しいことは後日の日記で書くことにします。

さすがに手術の前日なので、いろいろと準備があり病院から出るに出られない状態・・・

かといって、母の状態も心配にはなるし・・・

大変な日だったわけです。

そんなことがあったので、癌に関することではないんですが、認知症の母を持つ身内の考えや気持ちを少しづづ書いていきたいとおもっていますので、話しがあちこちいってしまうかもしれませんが、平行しながらみていただけれると嬉しいです。