2020年02月27日

デイサービスの次を考えながら・・・

デイサービスを選ぶについて、デイサービスだけをしている施設を選ぶか、病院など医療機関が運営しているデイサービスのどちらをえらぶかっていう話しを少し書いたんですが、認知症の場合について少し触れてみようと思います。

結論だけ先に言ってしまうと、ショートステイを利用しやすい環境を持っている施設を選んだ方がいいと思います。

認知症の場合でいうと・・・

以前も書いたことがありますが、認知症の人って、赤ちゃんみたいだとおもうんです。

若いお母さんが赤ちゃんを見なら、若くて体力があるから頑張れるけれど、介護している方も歳をとっているので若い時に自分の子供を見ていたようにはいきませんからね。

最初の頃は頑張って介護しているんだけど、段々、疲れが溜まってくれば、ストレスも溜まり精神的にも爆発寸前・・・

頑張ってはみたもののギブアップしちゃってからショートステイをどうするかっていう話しをはじめる方もおおいって聞いたことあります。

現に、私も父に『ずっと見るのは大変なので、ショートステイにお願いしたら』っていったことがあるんですが・・・

『俺が見るからいい。』って言っていたのが、私が知らない間にショートステイにお願いをするようになってたわけですからね。

かなりきつかったんだと思いますよ。

なんでもそうなんですが、一度、経験をしてしまえば、『なるほど、こういう風にすればいいんだ』とか要領もわかるんだけど、とりえず、介護認定をとって、デイサービスに通うことが目的で動いているので、先のことまではあまり考える余裕ってないですからねー。

今日の日記は、デイサービスを利用するための作業をしている間に次のショートステイのことも頭に入れながら動いてほしいという話しを書いたわけですが、なぜ、このような話しを書いたかということは、長くなるので、次の日記から少しづつ書くことにします。



本日の前繋がりの2020/02/26日の日記はこちらからどうぞ  


2020年02月26日

ちょっと考えを変えてみると・・・

2020年02月17日の日記に、デイサービスセンターを選ぶ話しを少し書いたんですが、その続きを少し・・・

デイサービスだけをしている施設に通っている場合は、医療施設を持っていないため、Aという病院に通いながら、デイサービスはBという施設に通うっていう、ちょっとめんどくさいところがあったり・・・

ショートステイや特養や老健と言われている施設に入る場合、次に受け入れてくれる先を探さないといけないっていう手間がかかるわけですが・・・

病院など医療機関が運営しているデイサービスに通っている場合は、グループ化しているため、デイサービスからショートステイに移行する場合など、グループ内で連絡が取りやすいこともあり、わりとすんなり移動できるっていうメリットがあるって考えられているようで・・・

周りの人と話しをしていても、医療機関がやっている併用型の施設を希望しているけれど、デイサービスだけをしている施設(単独型)に比べていっぱいでなかなか利用できないっていう話しも聞くことがあるので、おもったことを少しかこうと思います。

あくまでもざっくりの話しですが・・・

同じデイサービスに通う人でも、大きく分けると、自分で自分のことがほとんどでできる人と、ある程度、介助を必要とする人と言うように、介助が必要か必要でないかってふうに分けられるんじゃないかっておもうんです。

そして、自分の症状にあったデイサービスに通っている間に、ケアマネさんと言われている人といろいろ話しをしながら、症状に応じた施設を紹介してもらえばいいかなっておもうんですね。

ただ、こういうことを言うと『ずっと通っていたのに、そんなこと言えないし』っていう人もいるんですが・・・

ショートステイなどの宿泊施設を使いたいのに、宿泊施設がないデイサービスでは、お願いされても無理なわけで・・・

症状が変わってくればサービス内容も変わっていくのは施設側もわかっていることなので気にしないことだと思います。

医療機関と介護施設がグループ化しているところを使えば便利なのはわかりますが、ちょっと考え方を変えてみて、介護施設のお世話になる必要が出てきたら・・・

ひとまず、あまり納得はできないが、そこそこのところで妥協して通うようにして次を探すか、それとも、自分の納得できるところが見つかるまで、自宅待機が長期になってもいいかっていう、話しになっちゃうような気がするんですが・・・

じゃあ、私が介護される立場だったらって考えると・・・

難しいけれど、私を介護する家族のことを考えたら『〇〇〇〇〇〇』ってするかも。

  


2020年02月17日

デイサービスセンターを選ぶについて

デイサービスセンターってひとくくりで言っていますが、病院が経営母体になっているところもあれば、全国展開をしている某有名チェーンや、ある一定の地域を中心に展開しているところや、個人でやっているなど、いっぱいあってどこがいいのか困っている人もいるようなので、経験談として少し書かせていただこうと思います。

いろんな人と話しをすると、『うちのおばあちゃん、◎◎(病気)でお医者さんに通っているので、病院関係がやっているデイサービスがいいなー』っていう話しを聞くことがあります。

この話を聞くと、多くの人が『そうだよねー』ってうなづいてしまうんじゃないでしょうか。

私の母の場合は、たままたうまく病院系列の施設に入れたんですが、近所を見渡すと、病院の系列のデイサービスって少ないような気がしませんか?

そうなると、競争率が高くてなかなか入れないかもって考えると、本当に病院系列の施設がいいんだろうかって考えてみたんです。

ただ、高齢の方で病院に通っている人はたくさんいます。

しかも、私の母のように認知症というひとつの病気で通っている人もいれば血圧が高くて内科には通うし、白内障で眼科にも通っているなど複数のお医者通いをしている人もいます。

母のように認知症だけなら▲▲医院(病院)と言うように、内科のお医者さんが母体のデイサービスでもいいと思いますが、内科も通わなきゃいけないし、眼科や外科など複数の医者に通わなきゃいけない人の場合だと・・・

総合病院が母体の施設ってことになっちゃいそうなんですが、総合病院系列(医療施設を持っているところ)のデイサービスの数が少ないだけに探すのはもっと大変かも・・・

確かに総合病院系列(医療施設を持っているところ)のデイサービスセンターに行けば安心だっておもうかもしれませんが、いろいろ考えると複数の病気を持っている人の場合でも、あえて総合病院系列(医療施設を持っているところ)のデイサービスにこだわる必要はないかなって思ってみたり・・・

ただ、なかには、病院系列じゃないと何かあった時に大丈夫かっていう人もいるかとおもうので、次回のそのあたりのことについて少しかせていただくことにします。


(注)
デイサービスを利用される方が、ある程度、自分で食事ができたり着替えができたりなど、身支度が出来たりする人の場合とできない人の場合もあるし、心臓や脳疾患など、直接命にかかわる人もいるので、すべておなじということではなく、いろんな選択肢があるということで施設選びをしてほしいということをかきたかったということでご理解いただければ幸いです。
  


2020年02月13日

施設から帰ってくるときにも無茶ぶり

利用者家族の都合で、介護施設に送っていく時間帯にいろいろ問題がおこるいち例をかきましたが、介護施設センターが利用者を家に送り届ける時間帯にも問題が起こる可能性があります。

さて、どういうことが起こるかというと・・・

我が家の実例で話したいと思います。

ショートスティや特養など、宿泊ができるところなら職員さんたちが1日中、常駐しているわけですが、デイサービスセンターの場合は、何時から何時までというように営業時間がきまっているので、この営業時間が決まっていることが今日の問題の中心になるのです。

突発的な出来事が起きてディサービスセンターが利用者宅に送って行く時間に父が家にいない場合もあります。

その場合、家でのお迎えが出来ないので、時間外になるけれど利用者家族が迎えに行くまで預かってほしいということがおきます。

まあ、ここの部分だけ読むと、お父さんにも突発的なことがおこったりするからってしかたないじゃん。ていう人もいることでしょう。

もちろん私もそこのところは理解はしているんですが、父に『出来るだけ、時間外にはお世話にならないようしないと』っていうと・・・

『預かってくれるっていうんだからいいじゃないか』っていうんですね。

まあ、親子喧嘩の中での会話なので、こういう言い方は仕方ないとおもいながら『それは違うだろ』って何回おもったことか・・・

他の日記にも書いていますが、どうしても、お客さん(ここでは利用者家族)のほうが強くなる傾向があるので、施設側としてはなかなか『ちょっと勘弁してください』っていうことは言いずらいところもあるはず。

言っていることはわからないでもないんですが、みんながみんなそんな無茶ぶりばかりしていたら、介護士さんだって嫌になってなり手がいなくなっちゃうように思いませんか?

母の介護状態を見ていて、お願いする側(ここでは利用者)も、お願いされる側(ここでは介護施設)に感謝をし、対応していかなければならないとつくづく感じたしだいです。


追伸
日記には、突発性の用事で対応できないからという内容になっていますが、実は、前々から予定があって、自宅での対応が難しいってわかっていているのに、当日になって、「ちょっと遅くなるのでお願いします』というような無茶ぶりをすることも起きていたので、皆さんにも考えていただきたいと思い、日記にさせていただきました。
  


2020年02月12日

それでいいのかとおもう、父の言い分

2020年02月11日の続きです。

昨日の日記を読んだ人の中には、そんなにもめるか?っておもう人もいることだと思いますが事実なんです。

しかもこの他にもこんなやりとりがあったんです。

父に『デイサービスセンターも利用者の送迎をすることで、そのぶん、収入があるんだからそのこともわかってあげないと』というと・・・

『こっちで連れて行けばお迎えの分は払わなくていいから、介護費用が安く済むからいいじゃないか』という話しが父からでたことがあったんです。

確かに父が言ってることも間違ってはいませんが、あまりにもわがまますぎないかっておもうことも・・・

別に介護事業者の味方をするわけじゃないんですが、本来、入るはずの送迎代が入らなくなるわけです。

ひとりにしたら年に数回のことでも、毎日何十人の人の送迎をするわけですから、1ヶ月単位で考えると大きな収入減に繋がるとおもうんです。 

だから、前もって(前日だったり)連絡することは普通だとおもうんですが、父に言わせると、『遅くなったら、デイサービに連絡ができないじゃないか』っていう話しもあったんですが・・・

母がデイサービスセンターから家に帰ってくるときには、必ず家に誰かがいなといけないわけで・・・

母の場合、、送迎の時には、基本、父が出迎えることになるので、その時に打ち合わせが出来ないのかなっておもうんですよね。

ただ、デイサービスに行くその日に突発的なことが起きないとは限らないので、すべてにおいて急な予定変更がいけないとは言いませんが、自分の父を見ていて、利用者側も施設にたいして配慮していくことが必要ではないかと思い書かせていただきました。
  


2020年01月15日

認知症の母、つまみ食いをする

今日は、認知症の母がディサービスに通っていたころのことについて書こうと思います。

デイサービスに通っていた母ですが、この頃は、認知症と言っても、まだ元気なときで、暇さえあるとディセンターの中を歩いていたという話しを聞いて、『普段から健康のためって言いながら歩いていた母なんで、認知症になっても身体が覚えているからあり得る事だろう』くらいにおもって聞いていたんですが・・・

その話には続きがあって・・・

昼食の用意をしている時間帯に歩いていると、つまみ食いをしたっていうんです。

この話は、母がディサービスからショートスティを経て特養に行ったときに、母がディサービスに通っていた時の職員さんが異動になっていたことから発覚したことなんですが、びっくりしちゃいましたよね。

ただ、認知症になっている母にしてみれば、、自分が歩いているところに食べ物があるなんてわかっているのかっておもったりしたんですが・・・

つまみ食いをするっていうことは、そこに食べ物があるってわかってるってことですもんね。

以前、2度の脱走劇についても書いたことがありますが、介助を必要としながらも、少なからず、自分いろいろできている場合、どういう行動をするかわからないだけに介護をする人にとっては、目が離せなくて大変なことだと思いました。
  


2019年10月25日

認知症でも昔のことは覚えているっていう話し

認知症の人は、新しいことはなかなか覚えられないけれど、昔のことはおぼえているっていう話しをよく聞きます。

実は、私の母が認知症になったことで、なるほどっておもったことがあったんです。

私の母、認知症になる前は、健康のためにウォーキングっていうほどではないんですが歩くことをしていました。

ただ、日中は、家の掃除に精を出していたので、夜、家の廊下を何往復もしたり、冬の寒い時期は、部屋の中で足踏みをしていた程度なんですが、毎日の日課にしていました。

ところが、認知症になってから、多少なりとも自分で歩くことはできても、自分から話したり、こちらの話すことが理解できない状態になってからは、脱走はあったにしろ、昔のように家の中をひとりで率先して歩くということはなかったと父が話していたのですが・・・

ところが、特養にお世話になった時に、ディサービスに通っていたころの母を知っている職員さんがいて、(系列関係で施設間の移動があるので)デイサービスに通っていたころは暇さえあればディサービスセンターの中を歩いていたっていうんです。

それを聞いてびっくりしましたね。

おもわず、「ほんとですか」って聞き直しちゃいましたが、よく考えてみたら、元気なときに毎日やっていたことだったので、認知症になっても、昔のことは覚えていてるっていうから、無意識の中でやっていたのかなって思いましたね。






  


2019年10月23日

認知症の母、2度目の脱走

1度目の脱走は家に居た時のことでしたが、2度目の脱走は、父の会社(町工場)に母を連れて行ったときのことです。

その時も、私は父の会社(町工場)で一緒に仕事をしていました。

この日、母はディサービスに行く日ではなかったので家に居たため、父は家で母と一緒にいましたが、私がどうしても会社からでることになったので、父に代わりに会社に来てもらうことになったわけです。

当然、家に母をひとり残して来るわけにはいかないので、父が母を車に乗せて会社にきました。

私は、父と交代するように会社を出たのですが、しばらくたつと私の携帯が鳴るので、電話に出てみると父からで「ちょっと目を離した隙に母がいなくなった」ということでした。

どこで居なくなったかって聞くと、事務所の椅子に座らせて入り口のドアの鍵はかけていなかったけれど、ドアは閉めてあったとのこと。

すぐに帰りたい気持ちはあったんですが、まだ仕事の打ち合わせ中で帰るわけにはいかず・・・

会社に戻ったのは、電話が来てから1時間ほどたったころだと思いますが、まだ見つかっていませんでした。

あちこち探しまくった結果、会社から150m~200mあるかないかのところの家の方に保護されていたので ホッとひと安心。

私が帰るまで、父の頭の中では「認知症なんで、そう遠くには行ってないだろう」と言うことで近所を探していたらしいんですが、認知症なのに、よく歩いたものだと関心しちゃいました。

しかも、結構、入り組んだ道を歩いていたので、認知症の人なら行かないだろうとおもって、はじめは探さないでいた通りの家で保護してもらっていたんですから、そりゃー、見つからないですよ。

認知症とはいえ、少なからず自分で歩ける場合、無意識に歩いて行ってしまうので、目が離せませんよ。

  


2019年10月21日

認知症の母、1度目の脱走

認知症の母がひとりで出かけ、帰って来なくなって捜索したという日記を書きましたが、もう少しくわしく書こうと思います。

まだ、父が会社(町工場)をやっていた時のことです。
ついでの話しになりますが、この話の頃は、私も父と一緒に仕事していた時の話しです。

この日、母はディサービスに行かない日だったこともあり、母ひとりで家に残して会社(工場)に来るというわけにはいかないので、父と1日中、家にいた時のことです。

父が夕方、ちょっと裏庭に出て、用事をしていた隙にでて行ってしまったという事件がありました。

認知症の母が歩けるにしても、そんなちょっとした時間に玄関から出かけられるわけはないんですが、父がそういうのでちょっとした隙に出て行ってしまったということにしておきますが、認知症で、自分ひとりで食事や着替えなどが出来ないのに、なにをおもったか、靴を履いて玄関の鍵をあけて出ていったわけです。

実は、認知症の人でも、昔のことはよく覚えているので、家の鍵も無意識にあけて出て行ってしまう可能性があると聞いていたので、父に「母の手のとどこかないところにもうひとつ鍵をつけた方がいいのに」って何度もいったことがあるのですが・・・

父は「そんなことしなくても大丈夫」と言って、私の言うことには聞く耳を持たず。

結果、家から脱走してしまったわけです。

幸い、近所で保護していただいたので事なきを得ましたが、自分ひとりで食事や着替えなどが出来なかったり、介助が必要とは言っても、とりあえず歩けるとなれば「火事場のばか力」じゃないけれど、凄いことですよ。

実は、この鍵についての話しなんですが、ショートスティに行っていた時にも、いろんな話しが聞けたので、後々、お話しさせていただくことにしますが、軽く考えていると大変なことになっちゃう可能性があります。