2020年03月31日

本当に皆さんのおかげでした(デイサービス編)

私の母なんですが、認知症でデイサービスにかよっていたわけなんですが・・

今回、ブログを書くにあたって、母の通っていたデイサービスってどうだったんだろうって改めて調べてみたことがあるんです。

すると、某介護施設の分類表が乗っているHPによると・・・

通所介護ということで認知症専門のデイサービスセンターではなかったわけです。

じゃあ、どうして認知症専門のデイサービスがあるのに、そこに入らずに一般的なデイサービスにかよっていたかとちいうことになるわけなんですが・・・

いろんな話を総合すると・・・

認知症専門のデイサービズでなくても、認知症の人の受け入れは出来るみたいなんですね。

その理由を細かく書くと長くなるのでここでは省略しますが・・・

母の通っていた通所介護施設なんですが、定員が10人という小規模でありながら介護職員さんの数が多かったように思います。

ということは、職員の数のわりに利用者が少ないということで目が行き届きやすいという利点があって受け入れをしていただけたのではないかと思ってみたりするわけで・・・

いまになって調べてみると、いろんな決まりがあるなか、母のことを考えていただき、認知症の母は、認知症対応型通所介護ではなく、一般的なデイサービスで対応していただけたのかと思ったりすると感謝でいっぱいです。

その後、幾度となく法改正が行われ、それまで単一の「通所介護」だった枠から、利用者定員によって「通所介護に該当する事業所」と「地域密着型通所介護の事業所」の2つに区分されるなど、昔に比べていろいろ複雑になっているようなので、素人にはわからないことだらけなので・・・

身近にデイサービスを利用させたいとおもう方は、『どうしたらいいだろう』って考えるより、市町村の自治体にあるいろんな介護相談窓口に行って相談してほしいと思います



(注)
当時のことをおもいだした内容なので、現在と違う内容(法規)になっていることがあるかもしれませんがご理解ください。


本日の前繋がり日記(2020年03月27日)はこちらからどうぞ  


2020年03月23日

『させていいのか』『させない方がいいのか』の線引き

金スマを観ていての感想の続きです。

ある日、会社から帰ってくるはずが反対方向に行ってしまい、迷子になりかけたところを家族が探しにいくという場面がありました。

この場面を観た人はどうおもいましたか?

ある方は、『認知症と言っても、まだ自転車通勤が出来るんだから自分でできることはさせてあげればいいのに』っておもう方がいる一方・・・

『なんで認知症なのに、ひとりで行かせるんだ』っていう人もいることだと思います。

えっ、私だったらどうするかって・・・

何も知らない時だったら、自転車通勤に限らず、家のなかでも危ないものは隠したりしていたと思いますが・・・

なぜ、何もしらない時だったらという言い方をしたかというと・・・

実は、介護の世界において、自分でできることは出来るだけ自分でしてもらおうという考え方があるのを母の介護の前から知っていたんです。

そんなこともあって、母に対して大甘に接していたことで、家から脱走するなど、何度も危ない経験をさせてしまったので、もう少し厳しくしてもよかったかなっておもうこともありますが・・・

逆に締め付けると、母の気持ちが相手に伝わらないって感じると淋しいかなって考えると複雑なきもちですね。

Aさんのご家族の場合も、認知症とはいえ、まだまだ自分でいろんなことが出来ていたので、自転車通勤を承知していたと考えれば、けして間違っているとはおもわないんですね。

ただ、正直、母の時のことを思いだしながら、本人にどこまでしてもらうかっていう線引きは本当に難しいと思いながら観ていました。



本日の前繋がりの日記(2020年03月21日)はこちらから 
  


2020年02月13日

施設から帰ってくるときにも無茶ぶり

利用者家族の都合で、介護施設に送っていく時間帯にいろいろ問題がおこるいち例をかきましたが、介護施設センターが利用者を家に送り届ける時間帯にも問題が起こる可能性があります。

さて、どういうことが起こるかというと・・・

我が家の実例で話したいと思います。

ショートスティや特養など、宿泊ができるところなら職員さんたちが1日中、常駐しているわけですが、デイサービスセンターの場合は、何時から何時までというように営業時間がきまっているので、この営業時間が決まっていることが今日の問題の中心になるのです。

突発的な出来事が起きてディサービスセンターが利用者宅に送って行く時間に父が家にいない場合もあります。

その場合、家でのお迎えが出来ないので、時間外になるけれど利用者家族が迎えに行くまで預かってほしいということがおきます。

まあ、ここの部分だけ読むと、お父さんにも突発的なことがおこったりするからってしかたないじゃん。ていう人もいることでしょう。

もちろん私もそこのところは理解はしているんですが、父に『出来るだけ、時間外にはお世話にならないようしないと』っていうと・・・

『預かってくれるっていうんだからいいじゃないか』っていうんですね。

まあ、親子喧嘩の中での会話なので、こういう言い方は仕方ないとおもいながら『それは違うだろ』って何回おもったことか・・・

他の日記にも書いていますが、どうしても、お客さん(ここでは利用者家族)のほうが強くなる傾向があるので、施設側としてはなかなか『ちょっと勘弁してください』っていうことは言いずらいところもあるはず。

言っていることはわからないでもないんですが、みんながみんなそんな無茶ぶりばかりしていたら、介護士さんだって嫌になってなり手がいなくなっちゃうように思いませんか?

母の介護状態を見ていて、お願いする側(ここでは利用者)も、お願いされる側(ここでは介護施設)に感謝をし、対応していかなければならないとつくづく感じたしだいです。


追伸
日記には、突発性の用事で対応できないからという内容になっていますが、実は、前々から予定があって、自宅での対応が難しいってわかっていているのに、当日になって、「ちょっと遅くなるのでお願いします』というような無茶ぶりをすることも起きていたので、皆さんにも考えていただきたいと思い、日記にさせていただきました。
  


2020年02月12日

それでいいのかとおもう、父の言い分

2020年02月11日の続きです。

昨日の日記を読んだ人の中には、そんなにもめるか?っておもう人もいることだと思いますが事実なんです。

しかもこの他にもこんなやりとりがあったんです。

父に『デイサービスセンターも利用者の送迎をすることで、そのぶん、収入があるんだからそのこともわかってあげないと』というと・・・

『こっちで連れて行けばお迎えの分は払わなくていいから、介護費用が安く済むからいいじゃないか』という話しが父からでたことがあったんです。

確かに父が言ってることも間違ってはいませんが、あまりにもわがまますぎないかっておもうことも・・・

別に介護事業者の味方をするわけじゃないんですが、本来、入るはずの送迎代が入らなくなるわけです。

ひとりにしたら年に数回のことでも、毎日何十人の人の送迎をするわけですから、1ヶ月単位で考えると大きな収入減に繋がるとおもうんです。 

だから、前もって(前日だったり)連絡することは普通だとおもうんですが、父に言わせると、『遅くなったら、デイサービに連絡ができないじゃないか』っていう話しもあったんですが・・・

母がデイサービスセンターから家に帰ってくるときには、必ず家に誰かがいなといけないわけで・・・

母の場合、、送迎の時には、基本、父が出迎えることになるので、その時に打ち合わせが出来ないのかなっておもうんですよね。

ただ、デイサービスに行くその日に突発的なことが起きないとは限らないので、すべてにおいて急な予定変更がいけないとは言いませんが、自分の父を見ていて、利用者側も施設にたいして配慮していくことが必要ではないかと思い書かせていただきました。
  


2020年02月11日

デイサービスの送迎で父とひともめ

母がデイサービスに通っていた時のことです。

通常はデイサービスからお迎えの車が来て、その車に乗って行くことになっているんですが・・・

ただ、当時、父もまだ会社経営をしてしたので、お迎えの車をまっていると工場に行くのが遅くなるということで、父が車で連れて行くことがあるんですが、このことで父と何度喧嘩をしたことか・・・

ここまでの話しだと、『せっかく、お父さんが連れていってるのに何がいけないの』っておもう人もいるでしょうね。

そこで今日は、どういう理由で父ともめたのかということを少し書きたいと思います。

実は、父が直接お母をディサービスセンターに送って行く場合、ほとんど、前日に連絡しなくて当日の朝、連れて行くことが多いんです。

しかも、当日の朝になっても連絡をせずに送って行くこともしばしば・・・

すると、センター側にすれば、いつもまわっているコースからひとり外れるので、後の迎えに行く時間がずれるなど予定がくるってくるので『せめて送って行く前日の夕方には連絡をしないといけないのに』っていう話しを何度もしていたんですが、聞く耳持たずで毎回喧嘩に・・・

しかも、デイサービスセンターと言ってはいますが、一般の会社で考えてみると、出社してからしばらくの時間は掃除やら朝礼やらでばたばたしている時間帯じゃないですか。

デイサービスセンターも、その日の担当職員が出勤して、その日の打ち合わせをしたり、お迎えに行く準備をしている忙しい時間帯に母を連れて行ってるってことになるわけで・・・

こういうことを書いていると、読んでる皆さんからすれば、親父の悪口を書いてるだけじゃんかって思われるかもしれませんが、このご時世、お店がお客に対して何か言ったたものなら、、すぐにネットなどで叩かれる時代なので、お店側は何も言えない・・・

介護の世界も私が見ていて、利用者の立場が強いと感がじることが多くあるので、介護職員さんたちの大変さをわかってほしいとおもい、経験談を踏まえていろいろ書かせてもらっているということでご理解いただければ幸いです。
  


2020年02月08日

案外儲からない介護事業

昨日の日記に利用者と介護職員の比率ということで少し書きましたが、その続きです。

いち例として、昨日書いたように、利用者の定員が30人のところ介護職員が6人でいいわけなんでが・・・

それでは目が行き届かないので、数人増やして8人にふやすという話しを書きました。

ところが、定員30人の施設である日の利用者が28人だったらどうでしょう・・・

また、同じ月のある日の利用者が27人だったらどうでしょう・・・

1日に利用する定員数に行かない分は減収になるわけです。

こういうことを言うと、『じゃあ、規定よりも多く介護士がいるんだから、多く利用者を受け入れればいいじゃないか』という人もいるでしょう。

確かに定員数の30人を6人で見るには大変なので8人にしたわけですから、利用者と介護職員の比率からすれば受け入れには余裕があるので、32人とか35人にするなど、受け入れ人数を多くするっていうのは可能なんですが・・・

1日の受け入れの人数を増やしたらどうなるかというと・・・

先日も書きましたが、利用者が増えれば目が行き届かなくなる可能性があるので、定員よりも多く受け入れをしたくないというのが本音ではないかとおもうんです。

そうやっていろいろ考えると、1日にひとりドタキャンされたとして、1ヶ月で30人分の介護報酬は入らないって考えると・・・

下世話な話しなんですが、会社で例えると、月の売り上げが100%に達しない可能性がでてくるわけで・・・

介護施設って案外儲からない仕事なのかもって思ったことが何回もあります。

それでも介護を必要としている人たちのために、頑張ってくれる人たちがいることに感謝しながら、父と介護職員さんたちのやり取りを見ていて利用者側の都合ばかりで物事をいうのはよくないと感じながら何度も母の面会にいったことを思いかえすことがあります。


(注)
今日の私の日記ですが、あくまで利用者家族の都合によってするドタキャンについて思ったことなので、急な体調不良など不慮の事態が起きた場合などとは別と考えていただければ幸いです。
  


Posted by  熊吉 at 19:10Comments(0)★介護業界の苦労

2020年02月07日

利用者と介護職員の比率が・・・

2020年01月27日の日記に、ドタキャンされると施設は大変ということを書いた続きをもう少し詳しく書いてみたいとおもうんです。

実は、介護施設に関していうと、利用者と介護職員との比率があるそうなんです。

ただ、法で決められた比率では目が行き届かないので、実際は、多めに職員を配置して目が行き届くようにしているところも多いといわれているようです。

すると、どうなるかっていうと・・・

例えばの話しですが、デイサービスで1日の利用者が最大30人に対して、本来の比率からすると介護職員が6人いればいいとしましょう。

ただ、それでは目が行き届かないので介護職員を2人増やして1日の職員の数を8人にしたとします。

そうなると、介護職員を2人増やしたんだから、そのふやした人数分、たとえ数人でも利用者の受け入れを増やせるじゃん。という人もいるでしょう。

確かにそうなんですが・・・

最大収容人数が30人の利用者に対して職員が6人では目が行き届かないから8人にしたので30人以上の受け入れは無理ということになるわけです。

すると、施設側の立場に立って言うと、本来、法で決められている人数より多く職員を配置している分、経費が掛かることになります。

他にも一例ですが夜勤といわれている勤務の場合、介護形態によっては、介護職員ひとりで20~25人くらい見ることもあるっていう話しもあるし・・・

ということで、この話が、ドタキャンの話しとどう繋がっていくかということについては、長くなるので、次の日記に書くことにさせていただくことになりますが、この利用者と介護職員の比率が、収入に大きなとなっているのです。


(注)
わかりやすくするために、一例として書いているので、すべての施設がこのような基準ではないことをお断わりしておきます。
  


Posted by  熊吉 at 22:46Comments(0)★介護業界の苦労

2020年01月27日

ドタキャンされると、施設は大変

2020年01月24日の日記に、利用者家族の立場と各施設の職員さんたちの立場があるという内容を少し書きましたが、それについて少しかこうと思います。

実は、母がショートスティにお世話になっていた時のことです。

シュートステイを利用する日にちをケアマネさんと父との話しあいで、〇月〇日~〇月〇日までの14日間お世話になるという打ち合わせをして、後日、入所したときのことです。

しばらくたって面会に行ったら母がいなくなっていたんです。

どういうことかというと・・・

私が面会に行ったときにはまだ入所しているはずの期間内なんでが、あまり長く家から離れていると可哀想だからと言って、父が家に連れて帰ったというんです。

ここまでの話しだと、『いいお父さんじゃないか』って思いますよね。

でも、施設側の立場になったらどうでしょう。

本来、14日間の滞在予定でベッドをひとつ確保してあるので、父が連れて帰った後、すぐに別の人が入ってくれればいいんですが・・・

1日でも空きベッドになったら、1床分減収になるわけです。

確かに父が言うように、できるだけ自分の家にいさせてあげたいという気持ちはわかります。

ただ、1床分とおもってしまえばそんなに大きな金額じゃないけれど、それが、私の母だけじゃなくて他の人でもおきていたらどうでしょう。

年間に考えると、何十床、何百床が1日から数日間、空きになる可能性があるわけで・・・

介護施設の話しをしていますが、ホテルや旅館にしても数日間の連泊だったのが、宿泊したその日にいきなり1泊でお願いしますって言うのと同じ状況ですからね。

いろんなニュースで介護業者の倒産というニュースを取り上げていることがありますが、母の介護を見ていて『なるほど』とおもえる一端を見れた時期でした。。


(注)
今日書いた日記の内容に関しては、絶対にドタキャンをしてはいけないということではなく、諸事情によってはドタキャンしてねしかたないとおもうこともありますが、介護施設のことも考えて、できるだけしてほしくないという気持ちを込めて書かせていただきました。