2020年05月27日

新型コロナの影響を受ける介護業界

飲食業や観光業がコロナの影響を受けて経営が大変というニュースは毎日のように報道されています。

また、飲食以外にも、医療関係も経営状態が大変だということもちらほらニュースになっていますが、介護業界も経営が大変な状態になっているのですが、あまり報道されていません。

そこで私なりに少しふれてみたいとおもいますが、介護業界を全部一緒というわけにはいかないので、今日は、通所介護(デイサービス)についてふれてみたいと思います。

新型コロナが蔓延するようになってから、通所型施設のほうとしても、熱があったり咳が出るなど、コロナの症状に似た人たちの受け入れをお断りすることがあります。

すると、1日の受け入れ人数が少なくなり、売り上げ(言い方が悪くてすいません)が落ちる原因になるのですが、利用者が少なくなる原因はそれだけでありません。

介護施設を利用する人の場合、単独で住まいしている人のほかに、若い人(家族)と同居している人もいます。

要介護者と同居している若い人たち(家族)、はいままでは、仕事に行かなきゃならないので家で要介護者(要支援者)を看ることが出来ないので、デイサービスにお願いするという人もおおくいるわけですが・・・

新型コロナが蔓延したことで、在宅勤務や休業など会社都合で仕事に行かなくなくてすむようになったことで家にいる時間が多くなりました。

すると、要介護者(要支援者)を自宅で看る時間が多くなり、デイサービスに行かなくなった人が増えたともいわれています。

すると、利用者が少なくなった分、介護施設の1日の売り上げがすくなくなっていくので、経営的に考えると苦しいっていうことになるのかもしれませんね。

だけど、いま介護事業所が破たんしたら、預かってもらえるところがなくなる可能性もあるってことです。

そうなると、いままでは預かってもらえるから自分たちは仕事に行って稼げたのが、仕事にもいけなくなれば、収入が減って生活にも支障が出るわけです。

そう考えると、介護施設が経営難で倒産してしまうのは大変なことになるわけですが、新型コロナの影響でどれだけの介護施設がもつのか不安でいっぱいです。
  


2020年05月21日

休む暇がない介護士さん

今日の日記を書く前に先にお断りしておきますが、私が介護の勉強をしていた時と今とでは働き方改革という法の下、いろいろかわってきているので、あくまで当時のことを書いているということでお願いしておきます。

さて、ホームヘルパーの資格を取るために各施設での現場実習があるという話しを書いたんですが、実際に行ってみて、改めて介護士さんたちの大変さを知ることになったわけです。

まず、はじめに行ったのは、シュートステイなどの宿泊型施設に行ってお昼の時のことです。

介護職員さんの人数に比べて利用者さんの人数が多いので、食事介助を必要とする人が多ければひとりの介護士さんが何人もの利用者の食事介助の掛け持ちをすることになるわけです。

しかも、同じ時間に食べ始めても、食べる速度が違うから食べ終わるのもバラバラ。

自分がうけもった人が食べ終わらないと自分もご飯を食べるってわけにはいかないわけで・・・
(まあ、どうしてもっていう時には、交代することもあるかと思いますが、)

職員さんたちはいつご飯にするんだろって見ていたんですが、仕事の隙をみて食べていましたが、ゆっくり休むなんていうことはなかったように記憶しています。

まあ、実習で2日間しか行っていなかったので、たまたまそういう状況に出くわしたっておもう人もいるかとおもうんですが・・・

2日間という短い期間でもそういうことにでくわしたっていうことは、時々orしょっちゅう、そういう状況があるっていうことだとおもうんですね。

他にも、いろんなことをかこうとおもうんですが、自分が施設実習に行ったときのことを断片的におもいだすだけでも、大変な仕事をしてくれているんだとおもうばかりです。
  


2020年05月20日

『ホームヘルパー2級』を持っているだけなんですが・・・

最近、医療従事者ばかりでなく、介護業界業界の人たちにも、もっと光をあててほしいと思いながら日記を書かせてもらっているわけですが、それには、私が、『ホームヘルパー2級』を持っていることもひとつの要因になっているのです。

こういう書き方をすると、ひょっとして介護の仕事をしているの?って言われそうなんですが、資格をとった、だけのペーパーなんですが・・・

自分資格を取るときに勉強したことが、いま医療現場と同じようにコロナの恐怖と戦っている介護現場の人たちの苦労を思だしながら日記にさせてもらっているわけです。

私がホームヘルパーをとった時には現場実習がありました。

その現場実習も、デイサービスセンターに1日、ショートステイのような宿泊型の日中の業務時間に2日、訪問介護に1日の計4日がありました。

もちろん、実際に介護にあたる方に同行するので、そんなに業務をすることはないにしても、いざ、現場を経験すると改めて大変さを感じた4日間だったのはいまでも忘れることはありませんが・・・

だからと言って、病院関係の医療従事者のかただって大変なのは、自分が40年前に2度にわたる入院や、今回、大腸癌で入院して身近で見ていたので、理解しているつもりです。

ただ、何回か書いていますが、病院関係の報道のほうが多いので、つい、介護のほうのみかたになってしまうところがあって・・・

ということで、介護士さんたちの大変なのをわかってほしいと思い、少しづづですが、現場実習で感じたことを想い出しながら皆さんにも介護の人たちの大変さをわかっていただけたらと思います。
  


2020年05月19日

介護職員も命がけ

高齢者が入所する介護施設で、新型コロナウイルスに感染した入所者、職員は8日時点で少なくとも計700人おり、このうち79人が亡くっていたことが13日、共同通信の調査で分かったという記事がネットに載っていました。

また、死者はいずれも入所者で、職員の死亡はゼロということと、厚労省によると、国内の死者(8日時点)の死者数のうち、介護施設での死者数は約14%で、7人に1人だったということも出ていました。

この記事を読んでおもったことは・・・

介護職員の死亡はゼロとは言っても、身近に新型コロナに感染してしまった人がいれば、介護職員さんだって、いつ感染するかもしれない可能性があるわけです。

そうおもうと、いつ自分が新型コロナに感染するかもしれない、いつ死に直面するかもしれないリスクを負いながらも、介護を必要としている人たちのために頑張っているかとおもうと、以前も日記に書いたんですが、介護業界の人たちについての報道が少ないようにおもうのは私だけなのかなとおもってしまいます。


2020年5月13日 21時05分
東京新聞 web版より引用させていただきました。

  


Posted by  熊吉 at 21:25Comments(0)★介護業界の苦労

2020年05月13日

『防げ介護崩壊』という見出しで

今日の市民新聞(地方新聞)に『防げ介護崩壊』という見出しで記事が載っていたので、皆さんにも、いろいろ考えていただければと思い、日記にさせていただきました。

介護崩壊の記事

以前から介護職の人たちの待遇がよくないということで問題視されていますが、少しづつ待遇改善されてきているとはいえ、まだまだ待遇が良くないということで介護職のなり手が少ないと言われています。

そんな中、多くの人たちが介護職員さんとしてがんばってくれています。

新聞にも書いてあったんですが、施設内での手指の消毒は勿論ですが、県外に行く場合は事前に報告する施設があるなど、私生活においても細心の注意をはらっているとのこと。

確かに自分が新型コロナにかかってしまったら、少人数対応の施設だったら受け入れ中止ってことになるだろうし、大きい施設でも、職員さんの数が減れば受け入れ人数を減らさないとならないってことに繋がり、いろいろと不都合が生じます。

そうならないように、これでもかってくらい気を使っているとおもうと、モチベーションを維持し続けるのは大変だろうなっておもうばかりですね。

その他にも、いろんなことを地元のお医者さんが提案していることが書いてありましたが、長くなるので、是非、皆さんにも読んでいただければとおもい画像を添付しておきましたので、拡大して読んでいただければうれしく思います



  


2020年05月08日

『コロナ ハラスメント』についておもうこと

何回かに渡って介護士さんも大変だという日記を書かせてもらっています。

先日は、物資が足りないという話しを書きましたが、今日はもう少し切実な話しを。

介護業界は人が足りなくてたいへんという話しはあちこちで書かせてもらったりしているんですが、新型コロナが流行してからはもっと人が足りなくなりそうな傾向がなるかもという話しをしてくれた人がいます。

なぜかっていうのは、時々、ニュースにもなっているんですが、俗に言う『コロナハラスメント』によるものだということです

私に話しをしてくれた方はそういうことに遭遇したことはないと言っていましたが、ご同業の人たちと話しをすると、そんな話題になることもあるとか・・・

しかも、そんなことを言われるなら、やめてしまおうかとおもう人もいるっていうことを聞くと・・・

辞めたいとおもう気持ちもわからないわけじゃないけれど、皆さんがいてくれるおかげで仕事にも行ける人がたくさんいるし、利用者や利用者家族の多くは感謝していると思います。って励ますのが精いっぱい。

『コロナハラスメント』的な発言をしている人たちはどういうつもりで言っているかわかりませんが、言われた方はショックですよね。

私も母が施設でみていただいた経験者なので、介護士さんたちの苦労は肌で感じているだけに、ニュースなんかでも話題になっているのを観ていると腹が立って仕方ありません。

『自分たちが動けなくなった時に自分の肉親にみて貰えなきゃ誰にみて貰うんだろう』てどれだけおもったことがあるか・・・

今回のコロナが関係していなくても介護士さんのなり手が少なくて施設はたくさんあっても利用者の制限をするなどで施設に空きがでいしまうという状況なのに、そんな心無い人たちの発言で、介護士さんたちがもっと少なくなってしまうと、介護施設を利用したい人がもっと少なくなってしまうことにつながってしまいます。

そうなれば、仕事に行かないで家で家族が見なきゃならなくなっちゃうし・・・

自分たちが出来ないことをしてくれている人たちに感謝の気持ちをもってほしいと思いますね。
  


2020年05月06日

フジテレビさんナイスです

昼に『バイキング』を観ていて、思わず、よかったねーって心の中でさけんでしまいました。

実は、新型コロナで医療従事者の皆さんが頑張っているのは幾度となくニュースで報道されていますが、介護士さんたちのことはあまり報道されていないという日記を何度か書かせてもらっていました。

ところが、時間的には短かったけれど、今日のバイキングで介護士さんたちが頑張っている姿を特集してくれたのを観て嬉しくて仕方ありませんでした。

そのなかでも、以前から、人づてに聞いていましたが、介護業界に携わっている人に対しての差別みたいなものに関しても少しですが、触れていましたっけ。

どうしてそういう考え方をするのかっておもうとさみしいですよね。

確かに、ひとそれぞれにいろんな考え方があるから否定はしないとしても、自分が年老いた時に、誰に世話になるんだって考えたら、そんな気持ちにはなれないとおもうのは間違っているのかな?

そりゃー、子供が面倒みてくれるから大丈夫だよっていう人もいるでしょう。

だけど、子供たちがそばにいればいいけれど、遠くにいたらどうします?

その他にも『俺たち、マンションだから親父やおふくろたちが住む場所はないよ』なんて言われたらどうします?

最後に頼りになるのは、いま大変な思いをし磯長も頑張っている介護士さんたちになるわけなんだけれど、介護士さんたちが嫌なおもいをする世の中になったら、介護士さんになろうなんて思う人がすくなくなっていくばかり。

そうなったら、もっと介護士さんに頼れない世の中になっちゃう気がしませんか。

以前もかいたことがありますが、『体の調子はどうですか』と聞かれても、『体がだるい』『味がしない』など、体の異常を訴えることが出来ない人も多く利用しているわけで・・・

ひょっとしたら、利用者さんの中には新型コロナにかかっているかもしれないわけですが、やりとりが出来ないことで気がついたときには、自分(介護士さん)も新型コロナにかかっている可能性もあるわけです。

そう考えると、怖いことだし、勤めていて大丈夫なのかって不安でいっぱいだとおもうんですが・・・

そんな中、辞めずに頑張って介護を必要とする人たちのお世話をして下っているっておもうと頭が下がる思いでいっぱいです。

フジテレビさん以外の放送局も介護業界で頑張っている人たちをもっととりあげてほしいと思います
  


2020年05月04日

物品不足で介護施設も大変なんだろうな

医療業界では、防御マスクからはじまり、いろんなものが足りていないとニュースで報道されていますが、介護業界もしかり・・・

私の知り合いで介護施設に勤めている人の話しによると・・・

ほしい物はたくさんあるけれど、その中でもマスクはいくらでもほしいという話しをしてくれました。

まず、マスクそのものが、なかなか手に入らないという話しからはじまり・・・

もしマスクが確保できたとしても、出来るだけ職員さんたちは自分たちで作った物を使ったりしながら何とかやりくりをするようにしているとのこと。

じゃあ、確保できたマスクはというと・・・

突っ込んだ話までは聞けなかったんですが、母の時のことを思いだしてあくまでも仮説としてかかせてもらうことにしますが・・・

デイサービスの場合は、家を出るときにマスクをすればいいのでさほどマスクの心配はないとおもうのですが・・・

とくに大変なのは、グループホームや特養など、宿泊が出来る施設の場合だと思います。

いまは、多くの施設で面会が禁止になっていることが多くなっていますが、それでも、なかには玄関先で洗濯物など、荷物のやり取りをすることはできると考えれば、利用者が使うマスクを家族が持っていくことが出来ると考えられるのですが・・・

世間にマスクが無いため、マスクまで差し入れることができないっていう人もいるんじゃないかと思います。

じゃあ、手づくりしたマスクを差し入れればいいじゃんとおもうんですが、利用者家族全員が手作りマスクを作っているわけじゃないから、持ってくる人もいればもって来ないこともいるだろうって考えられるし・・・

その他にも、母が施設にはいっていた時にほとんど面会にも来ない家族もいるような話しを聞いたことがあったので、そうなると・・・

利用者の家族がマスクを差し入れることがなければ、マスク無しっていう話しになるわけなんですが、そんなわけにはいきませんからね。

となれば、施設の取り置きしてある分から使うようになるのかって考えると、自分も以前、マスクを確保するためにあちこち走りまわったことを考えると、マスクの確保をするっていうことだけでも大変な労力だと思いますね
  


2020年04月30日

頑張れ 介護士さん

各病院、いろいろと新型コロナ対策をしているにもかかわらず、病院内で患者さんをはじめ、医療従事者がコロナに感染しているというニュースが流れているのを聞いていて、介護施設は大丈夫かと危惧したいたんですが・・・

あちこちの介護施設で新型コロナの患者さんがでているっていうニュースが多くなりましたね。

しかも、介護職員さんもかなり感染しているっていうニュースも・・・

街のクリニックでは、高熱が出ている人や咳が出ている人については、直接、クリニックに来ないようにという仕組みがあったり、大きめの病院では、診察を受ける前に別のところで防御服を着たりしている人が選別(トリアージ)をしたりいろんな感染対策をしているじゃないですか。

確かに新型コロナの判断基準として、高熱が続くとか咳が止まらないっていうのは、熱を測ったり、日ごろの生活の中でもわかることもあるのですが・・・

とくに認知症(特に重度)の方と接する場合、『匂いがかんじられないことある』とか『食べた物の味わかる』って聞いても、本人は答えることはできないので判断しずらいと思いませんか。

その他に、熱がなかったり、咳が出なくても、新型コロナに感染しているケースだってあるんですが症状に出ないとなかなか判断しずらいところがあったり・・・

朝、利用者さんのところに迎えに行ったときに利用者さんの様子を見て、熱はないけれどちょっと様子がおかしいとおもっても、利用者さんが『わしはデイサービスに行く』と言われたら、『休んだ方がいいんじゃないですか』ってそうそういえませんからねー。

いろいろ考えると、いつ自分がコロナに感染するかビクビクしながら仕事をしている人多いんじゃないかっておもうんです。

その中で、利用者と接している介護士さんたちのことを考えると、頭が下がる思いでいっぱいです。

病院関係のニュースは、毎日、どこかのチャンネルで話しに出ていますが、介護の人たちの大変さも、もっとテレビでニュースにとりあげてほしいと思います。