2019年10月28日

介護保険を使わない理由(1)

介護認定を受けると、1割~3割の負担で介護施設が利用でするので、せっかくなんだから利用すればいいのにっておもう方も多くいるとおもうんです。

私も、要介護者を家族に持った経験からそう思うんですが、なかなか利用せずに頑張っちゃう方も多いようです。

じゃあ、介護認定をとれば介護施設を利用できるのに、父のようにギブアップするまで介護施設を利用しないのはどうしてなのかって自分なりに考えてみたり、聞いたりした結果、こんな考え方ができるのかなって思ったので、私なりの考えを少し書こうと思います。

ひとつめは・・
とりあえず介護施設の利用は考えず、出来るだけ家族でみてあげだいという気持ちから介護施設を利用しないという考えかた

気持ちはわからないでもないんですが、昔のように大家族なら誰かしらみてくれる人がいるので、ひとりにかかる負担は少なくなるとおもうんですが、現代社会はというと、核家族化していて、夫婦しかいないという家庭も多くなってきています。

その場合、夫婦のどちらかが要介護者になった場合、ひとりで介護しなければならなくなるので、とても大変だと思うんですよね。

ふたつめは・・・
介護施設を利用すると、自宅で面倒を見ていないなんて薄情だなって近所に思われるから、出来るだけ家でみるようにしているので利用しないという考えかた。

父のように80歳を超え、老々介護と言われる人たちの場合、かなり世間体を気にする人もいるようです。

しかも、このパターンの場合、知り合いの家族の中に要介護者がいて、その人達は自宅で介護しているって聞いたりすると、自分たちは介護施設を利用しようとおもっていても、自宅でみていないって思われるのが嫌で、ついつい介護施設を利用せずに頑張ってしまうという話しも聞いたことがありますが・・・

それと、みっつめですが・・・

ちょっとこれを書くと長くなるので、今日はふたつまでにしておきますが、いずれにしても、自宅での介護を中心にしていきたいという気持ちはわかるんですが、介護する側の人が倒れては大変なので、各家庭に応じた介護施設の利用を考えながら、上手に利用していただく方向で考えてほしいとおもいます。