2020年06月10日

夏場はもっと大変な介護施設

新型コロナで医療機関をはじめ、介護施設は大変という話しを何回か書かせてもらっていますが、介護施設に関していうと、これから暑くなっていく夏はもっと気を使う時期 になるかとおもうんです。

介護士さんから春先の時期もドアや窓を開けていたっていう話しは聞いていましたが、まだ寒かったこともあり、そんなに広く大きく開けることはできなかったとのこと。

ただ、これからの時期は暑くなるので、出来るだけ窓やドアを広く開けて空気の入れ替えができればいいんだけれどっていう話しをしてくれたんですが・・・

話しを聞いているうちに、認知症の利用者を大勢対応している施設にとっては大変なことだなーっておもうんですね。

健常者の人のように話しが理解できる人であれば『危ないから〇〇のほうにはいかないでくださいね』と話せばわかってくれるんですが・・・

軽度の認知症で、ある程度、会話が成り立つ人でも、どこまで話しをわかってくれるかっていうことなんですよね。

しかも、母のように、車いすや寝たきりの人の場合は、窓やドアが開いていても、そこまで自分で歩いて行くことは無理なので、出て行ってしまうことはないけれど・・・

認知症でも自分で歩ける人の場合、知らない間に開いている窓やドアから出てしまうなんていうことも考えられるわけで・・・

介護士さんたちにとっては、利用者さんの暑さ対策を考えるだけでも大変なことだと思います。

  


2020年05月27日

新型コロナの影響を受ける介護業界

飲食業や観光業がコロナの影響を受けて経営が大変というニュースは毎日のように報道されています。

また、飲食以外にも、医療関係も経営状態が大変だということもちらほらニュースになっていますが、介護業界も経営が大変な状態になっているのですが、あまり報道されていません。

そこで私なりに少しふれてみたいとおもいますが、介護業界を全部一緒というわけにはいかないので、今日は、通所介護(デイサービス)についてふれてみたいと思います。

新型コロナが蔓延するようになってから、通所型施設のほうとしても、熱があったり咳が出るなど、コロナの症状に似た人たちの受け入れをお断りすることがあります。

すると、1日の受け入れ人数が少なくなり、売り上げ(言い方が悪くてすいません)が落ちる原因になるのですが、利用者が少なくなる原因はそれだけでありません。

介護施設を利用する人の場合、単独で住まいしている人のほかに、若い人(家族)と同居している人もいます。

要介護者と同居している若い人たち(家族)、はいままでは、仕事に行かなきゃならないので家で要介護者(要支援者)を看ることが出来ないので、デイサービスにお願いするという人もおおくいるわけですが・・・

新型コロナが蔓延したことで、在宅勤務や休業など会社都合で仕事に行かなくなくてすむようになったことで家にいる時間が多くなりました。

すると、要介護者(要支援者)を自宅で看る時間が多くなり、デイサービスに行かなくなった人が増えたともいわれています。

すると、利用者が少なくなった分、介護施設の1日の売り上げがすくなくなっていくので、経営的に考えると苦しいっていうことになるのかもしれませんね。

だけど、いま介護事業所が破たんしたら、預かってもらえるところがなくなる可能性もあるってことです。

そうなると、いままでは預かってもらえるから自分たちは仕事に行って稼げたのが、仕事にもいけなくなれば、収入が減って生活にも支障が出るわけです。

そう考えると、介護施設が経営難で倒産してしまうのは大変なことになるわけですが、新型コロナの影響でどれだけの介護施設がもつのか不安でいっぱいです。
  


2020年05月21日

休む暇がない介護士さん

今日の日記を書く前に先にお断りしておきますが、私が介護の勉強をしていた時と今とでは働き方改革という法の下、いろいろかわってきているので、あくまで当時のことを書いているということでお願いしておきます。

さて、ホームヘルパーの資格を取るために各施設での現場実習があるという話しを書いたんですが、実際に行ってみて、改めて介護士さんたちの大変さを知ることになったわけです。

まず、はじめに行ったのは、シュートステイなどの宿泊型施設に行ってお昼の時のことです。

介護職員さんの人数に比べて利用者さんの人数が多いので、食事介助を必要とする人が多ければひとりの介護士さんが何人もの利用者の食事介助の掛け持ちをすることになるわけです。

しかも、同じ時間に食べ始めても、食べる速度が違うから食べ終わるのもバラバラ。

自分がうけもった人が食べ終わらないと自分もご飯を食べるってわけにはいかないわけで・・・
(まあ、どうしてもっていう時には、交代することもあるかと思いますが、)

職員さんたちはいつご飯にするんだろって見ていたんですが、仕事の隙をみて食べていましたが、ゆっくり休むなんていうことはなかったように記憶しています。

まあ、実習で2日間しか行っていなかったので、たまたまそういう状況に出くわしたっておもう人もいるかとおもうんですが・・・

2日間という短い期間でもそういうことにでくわしたっていうことは、時々orしょっちゅう、そういう状況があるっていうことだとおもうんですね。

他にも、いろんなことをかこうとおもうんですが、自分が施設実習に行ったときのことを断片的におもいだすだけでも、大変な仕事をしてくれているんだとおもうばかりです。
  


2020年05月20日

『ホームヘルパー2級』を持っているだけなんですが・・・

最近、医療従事者ばかりでなく、介護業界業界の人たちにも、もっと光をあててほしいと思いながら日記を書かせてもらっているわけですが、それには、私が、『ホームヘルパー2級』を持っていることもひとつの要因になっているのです。

こういう書き方をすると、ひょっとして介護の仕事をしているの?って言われそうなんですが、資格をとった、だけのペーパーなんですが・・・

自分資格を取るときに勉強したことが、いま医療現場と同じようにコロナの恐怖と戦っている介護現場の人たちの苦労を思だしながら日記にさせてもらっているわけです。

私がホームヘルパーをとった時には現場実習がありました。

その現場実習も、デイサービスセンターに1日、ショートステイのような宿泊型の日中の業務時間に2日、訪問介護に1日の計4日がありました。

もちろん、実際に介護にあたる方に同行するので、そんなに業務をすることはないにしても、いざ、現場を経験すると改めて大変さを感じた4日間だったのはいまでも忘れることはありませんが・・・

だからと言って、病院関係の医療従事者のかただって大変なのは、自分が40年前に2度にわたる入院や、今回、大腸癌で入院して身近で見ていたので、理解しているつもりです。

ただ、何回か書いていますが、病院関係の報道のほうが多いので、つい、介護のほうのみかたになってしまうところがあって・・・

ということで、介護士さんたちの大変なのをわかってほしいと思い、少しづづですが、現場実習で感じたことを想い出しながら皆さんにも介護の人たちの大変さをわかっていただけたらと思います。
  


2020年03月30日

デイサービスと言っても、こんなに差がある

2020年03月27日のつづきです。

案外狭き門の『認知症対応型通所介護』探しっていう話しを書いたんですが、私の母の実例でもう少し具体的な話しをしようかとおもうんです。

私の母が住んでいたA市で見た場合の一般的なデイサービスの定員はというと・・・

ネットで検索してみた結果、大規模で行っている事業所の場合、30人~40人前後が定員。

小規模の事業所の場合、10人~15人前後の定員 というところが多いようで・・・

事業所の数はというと、大小あわせて20件ほど

じゃあ、認知症対応型デイサービスの定員はというと・・・

10人前後で2件という結果になりました。

利用者の定員数と施設数だけで言うと、一般的なデイサービスに比べて認知症対応型デイサービスのほうがかなり狭き門という話しになっちゃうわけで・・・

そうなると、『認知症の人はデイサービスを利用できないじゃないか』っておもう人もたくさんいるとおもうんですね。

だけど、私の母は、認知症でありながら、隣町のデイサービスに通れたわけなんです。

その大きな理由は、市区町村によっては近隣自治体と連携し、他地区の利用を認めているところもあるという理由があったからだと思いますが、それでも、認知症対応のデイサービスの数って少ないですよね。

じゃあ、どうして、私の母が隣町のデイサービスにいけたのかっていう話しも含め、次回の日記でもう少しほりさげてみたいと思います。

(注)
事業所の数に関しては、事業所を種類別にのせている某サイトの一覧表からしてカウントしたので、これがすべてではないことをお断りしておきます。




本日の前繋がりの日記(2020年03月27日)こちらからどうぞ  


2020年03月27日

地元がだめなら隣町で・・・

昨日の日記に、認知症対応型のデイサービスセンターに通うのは、利用者が居住している市区町村の事業所であることが条件になっているっていう話しを書きました。

ということは、A市に住んでいる人は、A市の介護施設を利用するっていう前提になるわけですが・・・

そのA市という街に利用者に応じた数だけ施設数があれば問題はないけれど・・・

利用者数に比べて施設数が少なかったりすると、競争率が高くなって利用できないっていう心配がでてくるわけです。

実は、認知症の母の話しなんですが、A市に住んているのに、B市のデイサービスに通っていたんです。

『あれ』っておもう人いますよね。

実は、はじめデイサービスに通うにあたり、知り合いのおばちゃんにお任せだったので、そんなことがあるとは知らず、『通えてよかったね』なんて喜んでいたのですが・・・

いろんな人からいろんな話を聞いていくにつれ、そんな決まりがあるのにどうして街をまたいで通えるんだという疑問が沸いて調べてみたら・・・

市区町村によっては近隣自治体と連携し、他地区の利用を認めているところもあるという、但し書きがあったんです。

ということは、自分が住んでいるA市がいっぱいで通えなかったとしても、B市で受け入れてくれるのであればOKっていうことなんでしょうね。

母の場合は、知り合いの介護士さんにすべてお願いをしていたので、多くの方が母のために考えていただいた結果、、市をまたいでお世話になることができのだとおもうので、皆さんも、わからないことは担当の介護支援専門員さんに尋ねてみることをお勧めします。


(注)
あくまでも、一例であって、すべて可能ということではないことをお断わりしておきます。



本日の前繋がりの日記(2020年03月26日)はこちらからどうぞ  


2020年03月26日

案外狭き門の『認知症対応型通所介護』探し

金スマの中で『認知症専門のデイサービスがある』っていう話しをしていたので、認知症の母の経験からざっくりとお話しをさせていただこうかと思います。

テレビでもやっていましたが、『認知症に特化したデイサービス』という話しになったわけですが、テレビで見ていたようなデイサービスがいっぱいあればいいなって思いながら見ていた方も多いんじゃないかっておもうんです。

認知症対応と認知症対応型でないデイサービスと何が違うかっていう話しになるわけですが、詳しく書くと長くなるのでざっくりとした説明ですいません。

基本的なサービスの流れに関しては、認知症対応型デイサービスも一般的なデイサービスと大きな違いはないんですが・・・

認知症対応型デイサービスは、一般のデイサービスに比べて1日の受け入れ人数が少ないことと、介護職員の数(比率)が多いので、一般のデイサービスに比べて、利用者の動向を把握しやすい。という利点があります。

ここまで読んでいると、『そんなに待遇がいいなら私の家族も通わせたい』っいう人も多くいることだと思いますが・・・

認知症対応型のデイサービスは、一般のデイサービスに比べて定員が少ないと言われているので、当然、競争率も高い可能性があり、認知症対応型のデイサービスに行かれないっていう人も出てくる可能性があるということがあるわけです。

しかも、認知症対応型のデイサービスを利用する場合・・・

医師による認知症の診断を受けていることと、要介護もしくは要支援の認定を受けていることは勿論なんですが・・・

利用者が居住している市区町村の事業所であることが条件になっているようで、A市の人はA市の施設を利用するようになっているようで・・・

A市の認知症対応型のデイサービスを利用したいと思っても、A市の認知症対応型のデイサービスに空きがなければ待機ということになってしまう可能性があるなど、地域によってですが、広いようで狭き門的な話しになってしまうこともあるようですが・・・

そうはいっても、世の中、捨てる神あれば拾う神ありっていうことわざがあるように、絶対に無理っていうこととでもないので、この続きは次回とさせていただきます。


本日の前繋がりの日記(2020年03月24日)の日記はこちらから
  


2020年03月17日

予定が決まったら早めに相談を・・・

昨日の日記(2020年03月16日)を見た方にすれば、短期入所生活介護施設を利用したい人が全員入れないのかっておもうと・・・

介護度があがった時にショートステイを利用できるか不安に思ってしまう人も多くいるかと思います。

確かに、介護サービスを利用している家族の方と話しをすると・・・

『なかなかショートステイを利用できない』っていう話しを聞くことがあるので、利用者側の気持ちもわかるんですが、今日は、介護の現場の人たちの気持ちになってこんな話しをさせてもらおうかと思います。

デイサービスを利用していながらショートステイを利用したい場合、ケアマネさん自身が担当している施設や、そのたいろんなところから情報をとってくれて対応してくれるので、ほとんど配はないんですが・・・

父の時もよくあった話しなんですが、『明日お願いしたんですが』なんていう急な場合は・・・

介護の世界に限らず、ホテルや旅館でも部屋がいっぱいだとお断りされるのと同じだと考えていただきいたと思いますね。

その他に、前もってケアマネさんにお願いしていたけれど 『その日は難しいと言われた』っていう話しもあります。

担当のケアマネさんが受け持っているショートステイの施設が何か所かあったとしても、他のケアマネさんも同じように何か所か受け持っている場合があります。

場合によってはショートステイの施設がかち合ってしまって、予約でいっぱいということで受けてもらえないって言うことも・・・

なので、出来るだけ早めにお願いする必要があると思っているんですが、私のところもこのことで、父とどれだけもめたことか・・・

確かに予定がはっきりしていなと決められないっていう話しも聞くので、利用者家族の気持ちもわからないわけじゃないんですが、利用したい人はたくさんいるので、とりあえず、予定がわかった時点で早めに相談することをお勧めします。




本日の前続きの日記は2020年03月17日をご覧 ください  


2020年03月16日

考え方ひとつで競争率も高くなる

デイサービスを利用している人は、介護度があがると、デイサービスに行くための移動がたいへんになってきます。

すると、今度は自宅での介護か、数日間、短期入所生活介護施設(ショートステイなど)の施設を探すことになりますが・・・

周りを見渡すと、デイサービスの施設は持っているけれど、ショートステイやなどの短期入所生活介護施設を持っていない介護事業所もたくさんあるんですよね。

そのほかにも、短期入所生活介護施設を持っていても、母のように認知症の人を預かれる施設の場合は、グループホームなどといい、少人数しか受け入れが出来ないことで考えると・・・。

ざっくりした計算で考えると、デイサービスセンターの総数より、ショートステイのような短期入所生活介護施設の数のほうが少ないのかなっておもうんです。

そうなると、利用したいときに利用できないって考えてしまうのは仕方のないことなんですが・・・

デイサービスを利用していている人って軽度の介護度の人たちもいるし、普段は家で見てもらえる人もいるって考えると・・・

デイサービスを利用している全員が短期入所生活介護施設を利用するわけではないので、『自分が利用したいときには大丈夫』かっておもうほどではないとおもうんですが・・・

いずれショートステイのような短期入所生活介護施設も利用するようになるんなら、はじめからデイサービスと短期入所生活介護施設が一緒になっているところに入りたいっておもう人も多くいるかと思うんですね。 

しかし、そういうことを考えている人が多ければデイサービスを選ぶ段階で競争率が高くなって、デイサービスにも行けなくなるかもしれないっていう話しになってくるわけです。 

先々のことを考えるといろいろ不安を持つのもわからないわけじゃないんですが、自分の介護度に応じた施設を利用してほしいとおもうばかりです。


(注)
細かい話しは後日させていただくとして、とりあえず、ざっくりした話しとして見てください



本日の前繋がりの日記は、2020年03月14日をご覧ください 

  


Posted by  熊吉 at 22:00Comments(0)介護業界のいろいろ