2020年07月29日

やっぱり介護さんの仕事って大変だよ

昨日の日記をみた方はどう感じたことでしょう。

『介護士と言っても、人の生死にかかわる仕事で大変だな』っておもう人がいれば・・・

『介護士が少ないからって、預かってる以上、ほっといていいわけないでしょ』っていう意見など、いろんな考え方があるとおもうんです。

じゃあ、私はどうおもうかって・・・

あくまで、母を見ていただいた時の気持ちで話しをさせてもらうとすれば・・・

母が介護4になり、話しかけても受け答えができなくなり、ショートスティにお世話になった時に、何度かおやつをたべさせたことがありました。

正直、喉に詰まらすんじゃないかと思って怖かったことを覚えているし、飲み込む力が弱くなったと感じてからは、おやつを食べさせるのが怖くなってやめました。

そうおもうと、介護士さんたちは喉に詰まらせないようにどれだけ神経を使っているかって思ったことか。

だけど、そんなプレッシャーの中、介護士さんは平行して何人にもおやつを食べさせてて凄いなーっておもうばかり。

こういうことを書くと、『じゃあ、人が亡くなってもいいのか』って言われるかもしれませんが、けしてそういうことをいうつもりはないけれど、自分で食べられる人だって、いつ詰まらせるかわかんないじゃないですか。

そんな危険と常に背中合わせに頑張っている介護士さんで凄いなーって思うんですね

今回の件に関しても、なにがよくて何がいけないかっていう判断て、ひとによって違うから難しいけれど・・・

この件を機会に、介護業界でいろいろ問題になっていることを行政や設施設は勿論、利用者家族もいろいろ考えなおす、いい機会になってくれればいいかなって思います。


(追記)ここに書いたことがすべてではなく、いろいろ感じたことの一部でありけして、忙しいならしかたがないという意味で書いたわけではないことをお断わりしておきます。  


2020年07月28日

署名した多くのひとの想いが・・・

2013年12月に長野県安曇野市の特別養護老人ホームで入所者の女性(当時85歳)がおやつのドーナツを食べた直後に気を失い、約1カ月後に亡くなった事件で・・・

一審判決は、食事介助にあたった准看護師(59)が、ドーナツでのどを詰まらせたことで窒息になったと認定。女性に与えるおやつは事件の6日前にドーナツからゼリーに変更されており、山口被告にはこれを引き継ぎ記録で確認しなかった過失があると指摘。

その判決を受け、本日(7/28日)東京高裁に控訴して行われた控訴審裁判の判決ですが・・・

罰金20万円の有罪判決としした一審判決を破棄し無罪とのこと。

無罪の内容に関しては・・・

女性は嚥下障害がなく、ドーナツによって窒息することは予見することはできず、山口被告人にはおやつの形態を確認すべき義務はないとして一審の過失を否定したことが大きな理由とのこと。

なぜ、この話題を取り上げたかということに関してですが、文書で書くとなかなか言いたいことが伝わらなかったりするので差し控えさせていただきますが、皆さんにもいろんな意味で考えていただきたいと思って日記にさせていただきました。

また、この件に関しての関係資料が記載されているサイトを記載してあるので見ていただきながら、介護について考えていただけたら幸いです。


今回の件に関する各種資料
集中 Medi Comより借用
ドコモ記事より借用
ヤフーニュースより借用
ヤフー記事の場合、一定期間、時間がたつと見れなくなることがあります。

YouTubeアドレス
特養あずみの里刑事裁判を知ってください。介護の未来がかかった裁判です! - YouTube
上記のビデオは、いままでの流れについて説明をしているビデオなので、見てほしいです。

【介護】日本中の介護現場が注目。ベテランに有罪判決、特養ドーナツ事件。外岡弁護士解説 - YouTube
上記アドレスは、今回の件に関して、第三者の意見を収録したビデオになっています。 

各項目をクリックしていただければ、リンク先が開きます。 
  


2020年07月14日

介護士さんたちの処遇待遇が大変なことに・・・

介護士さんたちの給料が安いということで、2019年10月から「介護職員等特定処遇改善加算」というものができたことで、介護職員さんたちの待遇がよくなっていくというニュースを読んだことがあり、待遇が良くなってよかったねーと思っていたのですが・・・

介護関係の掲示板など見ていると、「介護職員等特定処遇改善加算」に関して、いいことがあまり書かれておらず、なぜ?とおもって調べてみたら・・・

全国の介護事業所のうち、昨年10月に創設された「介護職員等特定処遇改善加算」の算定率の経過をみると、昨年10月は53.8%、同11月は56.4%、同12月は57.8%にとどまっているというデーターが見つかりました。

それを見て、思わず絶句。

なぜ半分くらいしかってやっていないんだろう思って調べていくと・・・

「増収分の配分方法をどうするか」とか「どうやって職場内の賃金バランスを図ればいいか」など、「介護職員内の配分方法の決定が難しい」ということが大きな理由になっていると書かれていましたが・・・

介護職員さんの給料が安いから給料面で待遇をよくするということで始まったのに利用していない事業所がこんなにあったとはびっくり。

職員さんたちにとっては、給料が上がらないとなればモチベーションはあがらないですよね。

以前から介護業界もひと不足で事業所も大変だと言ってきましたが・・・

職員にどのような対応をしているかっていうことで、人が集まる事業所と人が集まらない事業所に分かれてしまうのも仕方のないことだとおもうことがあります。
  
タグ :介護


2020年07月08日

2020年 前期の介護倒産

今月7日、信用調査会社の東京商工リサーチのまとめで2020年1~6月期で全国の介護サービス事業者の倒産件数(負債額1千万円以上)が58件。

そのうち、従業員が10人未満の事業者が50件とのこと。

また、上半期では19年の55件を上回り、介護保険法が施行された2000年以降で過去最多を更新した
というニュースが出ていました。

倒産した理由はいろいろあると思いますが・・・

今回、倒産がおおくなった理由として、介護サービスに行って新型コロナがうつったら大変ということで介護施設を利用しなくなった人がかなりいたことによる売り上げ減少により倒産件数が多くなってしまったことが考えられます。

また、従業員が10人未満の事業者の倒産がかなりの数を閉めていますが、少人数の事業者の場合、資金的に余裕がないことが原因だとも思いますよね。

ただ、この数は、新型コロナの影響で行政機関が倒産手続きがあまりできなかったということが考えられるので、7月~12月にかけては、1月~6月に比べてもっと多くの倒産が出るものと考えられますが・・・

介護施設の倒産が増えると、介護サービスを受けたくても受けれらない人が多く出るということに繋がり、介護難民が増えていくことになります。

そうなると、自宅介護をしなければならなくなる可能性が増えれば、介護離職者が増えることに繋がるという悪循環が・・・

どこに金を使うかっていう優先順位をつけるのは難しいけれど、ひょっとしたら赤字になって潰れる(倒産 廃業)可能性をひめながらも、『患者さんのために』とか『お年寄りを見てあげれば家族は仕事に行けるし』という使命感で頑張っている人たちがいることを考えながら税金を使ってほしいとおもうことがあります。

  


2020年07月04日

可哀想とおもいながらも・・・

昨日の日記に『1年間に認知症が原因で17000人以上の行方不明者が出ている』という話しを書きましたが、理由に関しては触れられていません。

ただ、私の母の何度かあった失踪(脱走)をおもいだすと、多くの場合、目を離した間に居なくなったしまったことが原因ではないかとおもうのですが、ずっと視線に入る環境で生活するってわけにはいかないわけで・・

しかも、認知症の人でも、習慣的にドアをあけて出て行ってしまうっていうって話から、ドアにひとつ鍵をつけるなど対策をしたほうがいいということも書いたことがあります。

父にその話をしたところ、『そんなことしなくても出ていくことはない』など、まったく相手にされなかった結果、母の脱走劇にもつながったのですが、それでもドアに鍵を追加するということもせず・・・

父にすれば、そんなに行動制限をつけるのは可哀想だとおもう気持ちもわからないではないですが、じゃあ、どうするかっていうことになるわけで・・・

最近は、自治体などでGPSの貸し出しをするなど、行方不明(脱走)対策をしているというニュースが、昨日書いた日記の借用記事に書いてありました。

確かにGPSについては、認知症の人が失踪した時に探しやすいようにするには画期的なものだという意見がある反面・・・

認知症でも、自分の意志をもって行動したりプライバシーがあるので、そこまで侵害していいのかという意見もあります。

また、認知症の家族の方とGPSについて話しをしたこともあるんですが・・・

周りの人に『そこまでするの』って思われたりするのが嫌で、『そこまではねー』って二の足を踏む人がいるのも事実なんですね。

ただ、極論になってしまうんですが・・・

ドアに鍵をつけてあけられないようにしたり、GPSをつけて行動を監視したりするのは、要介助者(要介護者)の行動を制限するようで可哀想だからよくないとおもうか・・・

認知症で自己判断が出来ないから、要介助者(要介護者)を守るために、時には心を鬼にして行動制限や行動監視をするかっていう話しになっちゃうんですが・・・

母の時のことをおもいだすと、要介助者(要介護者)には可哀想だと思いながらも、時には、多少、心を鬼にする気持ちを持って、行動制限なり行動監視をする必要があるとおもうことがあります。


毎日新聞Web版2020年7月2日 10時07分より借用
  


2020年06月18日

介護職員にもひかりが・・・

以前から、医療関係者と同じくらい頑張っている介護職員にも光をあてて報道してほしいということを何回か書いたことがありますが、なかなかないんですよね。

ところが、ネットニュースを見ていたら・・・

午後5時。夕焼けチャイムが鳴ると、東京都大田区立特別養護老人ホームの前に地域住民らが集まり、一斉に手をたたき始めた。新型コロナウイルスと闘う施設に向け、3分間のエールの拍手を送る。合間に「お疲れさま」と声を上げると、施設のベランダから職員が「ありがとう」と返す。

この活動は4月27日から5月末まで毎日行われた。近隣マンション住人の任意団体の代表、Hさんは「施設と以前から交流があり、自分たちに何かできることはないかと考え、医療現場で働く人を拍手や口笛で応援した欧州の活動からヒントを得て始めた」と言う。

これまでに買い物帰りの人や、公園で遊んでいた子どもが参加することもあり、エールの輪は広がった。(中略)養護老人ホームの施設長は「地域のボランティアが防護服を作ってくれたり、本当に感謝している」
という内容の記事が出ていました。

確かに物資援助も嬉しいと思いますが、お疲れさまor頑張ってねっていうその一言でどんなに頑張れるかっておもうんですね。

しかも、地元の人たちがボランティアで防御服まで作ってくれたというじゃないですか。

これこそ、介護と地域住民との繋がりだとおもうんですね。

こういうことが全国のあちこちでおこってくれるとうれしいと思いながら読ませてもらっていました。

(注)
ヤフーニュース 6/11(木) 10:01配信分より抜粋
  


2020年06月11日

介護施設が大量倒産の危機にという記事から

以前から、新型コロナコロナの影響で介護業界は人手が足りなくて大変という話しや介護事情所の経営は大変ということも何度か書かせてい貰っているわけなんですが・・・

それでも何とか経営努力をしながら運営しているわけです。

しかし、新型コロナの影響もあり、経営がかなり厳しくなっているというニュースがネットに出ていました。

ネットニュースを読んでいて一番注目したいのは、新型コロナの影響で利用者が減少したために、9割近くの事業所が経営に影響があるとアンケートで答えているということです。

しかも、かなり大きな影響を受けているのがデイサービスと言われる通所施設。

ショートステイや特養など、宿泊型の場合は、一度入所すれば、一定期間、またはずっと入所状態なので、日々、利用者が上限することはあまりないのですが・・・

デイサービス(通所施設)は、日々、利用者の人数が変動する可能性があるので、利用者(売り上げ)が上下する可能性があるわけで、いまさら経営が良くないのっていう話しじゃないじゃんてっていう方もいるかとおもいますが・・・

2020年06月07日の日記にも書いたんですが、デイサービスから訪問介護にシフトする人も多くなり、それによって通所施設の利用者が激変したということなどで考えると・・・

デイサービス(通所施設)の利用者数(売り上げ)はかなり減ってるんだろうな っておもうんですね。

ただ、ネットニュースにも書いてありましたが、経営不振で身売りする程度なら、まだ通える場所があるだけいいんだけど、休業のまま閉鎖したり倒産でもされてしまったら・・・

いままで介護施設に通っていた人が行き場を失うだけじゃなくて、家族が介護をしなきゃならなくなるので、多くの人が介護離職に追い込まれる可能性があります。

となれば、家族の収入が途絶えてしい、場合によっては生活保護のお世話になる可能性も。

そういう人が増えれば、給料等により税収が減り、生活保護など、税金からの保障費が膨らむことになるので、国の収支はマイナス傾向になっていくようになることが考えられるわけですね。

私の日記では、介護業界の大変さについて多く書かせてもらっていますが、飲食業界以外のいろんな業界も大変な状態にあることをもっと報道してほしい思います。


「女性自身」2020年6月16日号
ヤフーニュース掲載分より借用


  


2020年06月10日

夏場はもっと大変な介護施設

新型コロナで医療機関をはじめ、介護施設は大変という話しを何回か書かせてもらっていますが、介護施設に関していうと、これから暑くなっていく夏はもっと気を使う時期 になるかとおもうんです。

介護士さんから春先の時期もドアや窓を開けていたっていう話しは聞いていましたが、まだ寒かったこともあり、そんなに広く大きく開けることはできなかったとのこと。

ただ、これからの時期は暑くなるので、出来るだけ窓やドアを広く開けて空気の入れ替えができればいいんだけれどっていう話しをしてくれたんですが・・・

話しを聞いているうちに、認知症の利用者を大勢対応している施設にとっては大変なことだなーっておもうんですね。

健常者の人のように話しが理解できる人であれば『危ないから〇〇のほうにはいかないでくださいね』と話せばわかってくれるんですが・・・

軽度の認知症で、ある程度、会話が成り立つ人でも、どこまで話しをわかってくれるかっていうことなんですよね。

しかも、母のように、車いすや寝たきりの人の場合は、窓やドアが開いていても、そこまで自分で歩いて行くことは無理なので、出て行ってしまうことはないけれど・・・

認知症でも自分で歩ける人の場合、知らない間に開いている窓やドアから出てしまうなんていうことも考えられるわけで・・・

介護士さんたちにとっては、利用者さんの暑さ対策を考えるだけでも大変なことだと思います。

  


2020年06月07日

人が足りなくて大変な介護業界(訪問介護)

最近、介護施設から新型コロナの感染者がでているっていうニュースがありましたが、新型コロナの影響で介護業界も人がいなくて大変だという話しを張り合いから聞いたので、少し書かせてもらおうかとおもうんです。

実は、介護施設から新型コロナの感染者がてるからということで、デイサービスをはじめ、通所事業所に通っていた人たちが在宅(訪問)介護に変更する人が多くなってたいへんという話しなんです。

ところが、在宅で見てほしいという利用者さんの数に比べて訪問介護士さんの数が足りていないというのです。

じゃあ、なんで訪問介護士さんの数が足りないかというと・・・

施設介護だと、複数人に対して何かをするにしても、移動時間がいらないということや、ひとりの介護士さんが一度に何人かの利用者さんに対してたいおうできわけなんですが・・・

訪問介護の場合、利用者さんの自宅に行ってサービスをする形になるので、一度に何人もの利用者さんの対応は無理なのと、利用者さん宅まで移動する時間分だけ介護以外の時間をとられるわけでです。

そうなると、訪問介護の利用者さんが多くなれば、訪問介護士も多くならないと間に合わないっていうことになるわけで・・・

施設介護所と訪問介護を持っている事業所で、施設介護をしている職員さんに『訪問介護にいってくれないか』っていう話しをすると・・・

『施設内介護も人が足りないから訪問のほうはちょっと』と言うようにやんわり断られたり、断ったことで居心地が悪くなって辞めてしまったなんて言う話しもあるとかないとか。

介護をしている人からいろんな話しを聞くことがありますが、ほんと、介護業界も人手が足りなくて大変なんですよ。