2019年10月01日

「タクシーでひとりで帰った」認知症の母

認知症の兆候ということで、2019年09月24日にいくつか書き出しましたが、母のことをおもいだしながら、ひとつひとつ、もう少し詳しく書いていきたいとおもいます。

いくつか書いた中で、外出しても自力で帰宅できない。ということについて触れたいところなんですが、母の場合、認知症がひどくなってからはひとりで出て行って帰ってこなくなったことはありましたが、認知症ってわかるまでの間は、ひとりで出て行っても返って来れていたので、さほど気にはならなかったんですね。

そんなわけで、帰ってこれなくなったというのはすこし後にさせていただくこととして、その逆に勝手にかえってしまった話しをひとつ書かせていただくことにします。

ある時、父の代わりに母を病院に連れていったときのことです。

病院内の駐車場がいっぱいだったので、ちょっと離れたところに車を停めて、病院に行くときは母と一緒に行ったんですが、診察が終わってから車まで歩いていくのが大変だと思って、病院の玄関先の椅子に座って「待っててね」と言って、車をとりいって戻ってきたら母がいないんです・・・

慌ててあちこち探したんですかいない・・・

探しつかれていたら携帯が鳴ったので、電話に出ると近所のおばちゃんでした。

その電話の内容が「お母さん預かってるけど」っていう電話だったんです。

母がタクシーで帰って来た時に、ばったり行き会ったんで保護してくれたとのこと。

ここまでの話しだと、軽度の認知症の人でもありうるだろうって思う人もいることだとおもいますが、そのとき、母は財布は持っていませんが、タクシーに乗って帰ってしまったんですね。

ただ、認知症の人にすれば財布を持っていないのもわからなければ、そのままタクシーに乗ってしまうことだってある話しです。

では、なぜ、認知症の母がタクシーで帰ったかというという話しになるんですが、長くなるので、続きは次回の日記で書くことにしますが、簡単に言ってしまうと、本能だったのかもしれませんね。



2019年09月24日の日記はこちらからご覧になれます。


タグ :認知症の母

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