2020年01月18日

母が食べない時のおまじない

昨日の日記に『息子には反応しないのに、食べ物になると反応してしまう』という内容のことを少し書きましたが、その続きです。

ショートスティでお世話になっている間、会話はままならなかったけれど、それでも少しは反応していたころのことです。

おやつやご飯を食べるとき、、口元にスプーンなどをもっていくと自然に口を開けてくれるので、そのあいた口にスプーンを入れるとパクッとしてくれるんですが・・・

ただ、認知症なりに食事なんだってわかっていても、時々、回線が途切れてしまうんでしょうか・・・

食事をしていることを忘れてしまったり、口を開けないと食べられないっていうことが考えられなくなって口元に持っていっても口を開けてくれないことがあるとのこと。。

こうなると、当然、食事をすることが出来なくなるわけで・・・

だけど、無理やり口に押し込むっていうわけにもいかないし・・・

だからと言って、食べてくれるまで待つっていうわけにもいかないし・・・

じゃあ、どうするかっていう話しになるんですが・・・

そこが百戦錬磨の介護さん。

食べてもらえるようになるにはどうするればいいかっていう引き出しはいっぱい持っているはずなので、いくつも出していったんでしょうね。

そのなかで母に有効だったのが、口が開かなくなった時に頬っぺたをトントンする方法だったようです。

こんな話しを書くと、『そんな~』っておもうひといるんでしょうね。

実は、母におやつを食べさせてるときに、いきなり食べなくなったことがあり、『お母さん、おやつだよ』と言っても、ガンとして口を開けず・・・

困っていたら、職員さんが『頬っぺたをトントンしてごらん』ていってくれたので頬っぺたをトントンすると・・・

おまじないにでもかかったように、口を大きくあいてくれるんですよ。

おもわず『すげー』って関心しちゃいました。

他にもいろんな方法を使ったりしていましたが、この頬っぺたトントンはかなり有効でしたね。

私にすれば母ひとりなんですが、職員さんにすると、何人もの利用者さんのひとりひとりの個性や癖も観ながら接していかなければならないし、利用者さんが楽しい生活を送っていけるように努力をしているのを見て、感動するばかりでした。