2020年01月27日

ドタキャンされると、施設は大変

2020年01月24日の日記に、利用者家族の立場と各施設の職員さんたちの立場があるという内容を少し書きましたが、それについて少しかこうと思います。

実は、母がショートスティにお世話になっていた時のことです。

シュートステイを利用する日にちをケアマネさんと父との話しあいで、〇月〇日~〇月〇日までの14日間お世話になるという打ち合わせをして、後日、入所したときのことです。

しばらくたって面会に行ったら母がいなくなっていたんです。

どういうことかというと・・・

私が面会に行ったときにはまだ入所しているはずの期間内なんでが、あまり長く家から離れていると可哀想だからと言って、父が家に連れて帰ったというんです。

ここまでの話しだと、『いいお父さんじゃないか』って思いますよね。

でも、施設側の立場になったらどうでしょう。

本来、14日間の滞在予定でベッドをひとつ確保してあるので、父が連れて帰った後、すぐに別の人が入ってくれればいいんですが・・・

1日でも空きベッドになったら、1床分減収になるわけです。

確かに父が言うように、できるだけ自分の家にいさせてあげたいという気持ちはわかります。

ただ、1床分とおもってしまえばそんなに大きな金額じゃないけれど、それが、私の母だけじゃなくて他の人でもおきていたらどうでしょう。

年間に考えると、何十床、何百床が1日から数日間、空きになる可能性があるわけで・・・

介護施設の話しをしていますが、ホテルや旅館にしても数日間の連泊だったのが、宿泊したその日にいきなり1泊でお願いしますって言うのと同じ状況ですからね。

いろんなニュースで介護業者の倒産というニュースを取り上げていることがありますが、母の介護を見ていて『なるほど』とおもえる一端を見れた時期でした。。


(注)
今日書いた日記の内容に関しては、絶対にドタキャンをしてはいけないということではなく、諸事情によってはドタキャンしてねしかたないとおもうこともありますが、介護施設のことも考えて、できるだけしてほしくないという気持ちを込めて書かせていただきました。