2020年07月30日

介護士 時々 調理師 時々 栄養士・・・

介護施設には、デイサービスという通所型と、ショートステイや、特養(老健)のように宿泊型があるという話しは以前したことがあります。

実は、私がホームヘルパーの実習に行った宿泊型施設ですが、その日の介護士さんのひとりが食事をつくることになっていたんですね。

正直、その食事当番をしている人を見て『もし私が食事を作るようになったら、やれば慣れるかもかもしれないけれど、普段やっていないから介護の仕事はちょっと無理かな』って思ったことを今でも覚えています。

じゃあ、当時といまではだいぶ時間がたっているので、どうなんだろうって思って話しついでに聞くことがあるんですが、現在でも介護士さんが食事を作る事業所がかなりあるとのこと。

確かに、普通食の人もいれば、ミキ―サーでつぶさないと喉につかえて危ない人など、いろんな人がいるため状態を把握している介護士さんが作るっていうのはわからないでもないけれど・・・

『ただでさえ、人が足りないと言われているのに、食事当番でひとが抜けたら、もっと足りなくなるのに』って思っちゃいましたね。

しかも、自分の調理当番の日の献立まで自分で作成しないとならない事業所もあるとのこと。

もちろん、当番の日に献立を立てて食事をつくるっていうわけにはいかないから、数日前から何にするか考えなきゃいけないわけなんですが・・・

ひとりで1か月の献立を作るならダブらないように献立を考えることはできるけれど、栄養士さんが何人もいるのといっしょですからねー。

自分が考えていた献立を先に作られてしまったなんてことだってないわけじゃないし・・・

そうなると、また献立の作り直しをしなきゃならなくなるわけで・・・

いろんなことを考えたら、介護士さんにかかる負担て凄いですね



(注)
同じ宿泊型施設であっても、経営方針が違うので、すべての宿泊型施設において、介護職員さん達がこのような作業をしているということではないことをおことわりしておきます。